過去を引きずるあなたへ〜悲しみ上手になる事で未練やトラウマを残さず現実を生きられる~
こんにちは🧑🏻🦰
あなたは過去のトラウマや未練を引きずっていませんか?
それともスッキリ忘れて前を向いて今の現実を生きていますか?
今回は過去を引きずる人と前を向いていける方の違いについて考察していきます!
ahamoトラウマや未練を残さないために必要なのはしっかり悲しむ事
家族や大切な人を失った時や失恋した時、大切な人とケンカしてしまった時など辛い出来事に出会った時あなたはどのような反応をしていますか?
思う存分泣いて悲しみを全身で感じていますか?
それとも強くあらねば!と強がって自分の心に嘘をつきますか?
実は前者の思う存分泣いて悲しむ人の方がトラウマを後に引きずらないのです。
実際にあった話なのですが、5人兄弟の子ども達がいて、ある日両親を事
故で亡くしました。
一番年上の長男だけは、「自分がメソメソ泣いていてはいけない。しっか
りしなければ!」と、泣くのを我慢し、悲しみを抑圧して頑張りました。
4人の弟・妹たちは、涙が枯れるまで泣き明かし、悲しみとともに過ごし
ました。
そして、年月が経ち、みんな大人になりました。
トラウマが残ったのは長男だけでした。
彼は、人と離れたり別れたりする時に、過剰にパニックするのです。
子どものころ悲しみきってないので、その感情が未解放なまま残っていて、
何かのきっかけがあるたびに感情が暴れだすのです。
催眠療法という心理セラピーがあります。
上記の長男の例でしたら、催眠状態で年齢をさかのぼり(=退行)、彼が
両親の死に直面した場面にまで戻り、その時の状況を再体験します。
そして、こんどは抑えることなく、存分に悲しむのです。
我慢せずに泣くのです。
うまく催眠状態に入ることができ、しっかりと再体験ができると、トラウ
マが癒されていきます。
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また、過去の恋人は男性の方が引きずるってよく聞く話ですよね。
あれは男性の方が比較的強くある事を求められる為、悲しみを抑圧する人が多いからだと思います。
特に子どもの頃から「男なら泣くな」「強い子だね」等と言われながら育った場合大人になっても悲しいのに悲しみを抑圧する癖がついてしまいます。
女性はしっかり泣いて悲しみを感じるの人が多いので数日したらケロッとして爽快に笑っていたりします(笑)
前を向いて歩くためには悲しむというプロセスが必要なのですね。
また辛い出来事が起こった時、怒りを感じる人も多いかと思いますが怒りは第二感情と言って悲しみや恐怖といった第一感情を感じる事に耐えられないので怒りにすり替えているのです。
感情は層になっているので表面に出ている怒りを感じたらそれも否定せずに認めて受け入れてあげると自然とその奥にある悲しみや恐怖、不安といった第一感情が出てきます。
そしてその第一感情の悲しみや恐怖を思う存分感じてあげる事でトラウマや未練に残す事なく前向きに現実を生きる事ができるようになるのです。
最高級卵とソフトクリームで作る感動チーズケーキ【アムバスク】悲しみを感じるときは原体験までさかのぼる
そして辛い出来事が起こったとき、その悲しみや不安を一番初めに体験した原体験・原感情があるはずです。
この感覚はいつ覚えたのだろう?
と探っていくと親との間に同じような感覚・感情を感じていたことを思い出す事があります。
特に見捨てられ不安や拒絶される恐怖、引き離される痛みが強い方は脳内で親にしがみついていることがほとんです。
今の痛みにとどまらず、親との関係で感じていた感情・感覚までさかのぼっていくとより癒しが深まります。
これをしないと同じような経験をぐるぐると何度も引き寄せてしまいます。
人は反復強迫と言って自らの思い込みを証明するような人生を自ら無意識に選んでしまうからです。
またトラウマの感情を感じて癒す目的で同じような気持ちになるような状況を自ら選んでしまいます。
何度も人に騙される人は親に騙されたり傷つけられた時の感情を抑圧しているので大人になっても何度も騙す相手を選んだり利用されることを選んだりします。
これも無意識に同じ感情を感じる状況を選ぶことで自分を癒そうとしているのです。
ここでしっかり心を掘り下げて悲しみを感じて完了しないと繰り返します。
「なぜ私はこんなにも親にしがみつく必要があるのだろう?」
「親にしがみつくことで得られているメリット(心理的利得)とは何だろう?」
と探ってみてください。
私たちは問題を自ら選んでいます。
問題を選ぶ理由は利得があるからです。
利得とは例えば、
親にしがみつくことで外の世界に挑戦することから逃げられる
愛されない現実から逃げて自分は愛されているという妄想の世界に浸れる
親の利用を受け入れることで自分の力で生きることを避け責任から逃れられる等です。
物事を親のせいにしたくなる人も多いかと思いますが、どんなにひどい親であったとしても親に愛されることを諦めて現実を受け止めて自分で自分を愛してあげるという道も選ぶ事ができたのです。
現実から逃げて毒親にしがみつくことを選んでいるのは自分自身なのです。
利用する親にしがみつく事であなたも親を利用しているのです。
あなたはもう大人です。
親にしがみつくことをやめて自分の足で立つことも選べます。
自分の人生を選ぶ事ができます。
そうすれば無限の可能性に満ちた自由で愛に満ち足りた人生がそこにあります😁✨
悲しみのプロセスについては下記の本がおすすめです!
[rakuten id=”book:10038643″ kw=”対象喪失 悲しむということ (中公新書) 小此木啓吾”]子育ても感情を否定せずに共感し受容することが大切
お子さんがいらっしゃる方は子どもが泣いていたり悲しんでいる時、どのように声をかけていますか?
「泣かない泣かない」「大丈夫、元気出して!」などついつい励ましの言葉をかけたくなりますが、実はこれ子どもにとって必要な悲しむという儀式を邪魔してしまっています。
ここで子どもが悲しむのを邪魔してしまうと子どもはトラウマを残し心に影を落としてしまいます。
子どもが泣いているときは「悲しいんだね」「辛かったね」と子どもか上手に悲しめるように共感してあげることが重要です。
子どもが安心して悲しめるように寄り添ってあげてください。
そうすることで子どもは悲しむことは悪いことじゃない、OKなんだという感覚が身に付きます。
すると大人になっても自然とありのままの自分の感情を受容できるようになるのでとても生きやすい人生になるでしょう。
ぜひ、お子さんが悲しむのを応援してあげてくださいね👋🏻
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