周りの目が気になるあなたへ〜本当は誰の目を気にしていますか〜
こんにちは
私たちは誰もが人の目が気になってしまうかと思いますが、それが行き過ぎるとなかなか生きづらくなりますよね。
私も人目は気になる方で、気にしないようにしようと思っても自分を誤魔化しているだけで心の奥ではすごく気にしてるんだなって思います。
周りの目を気にしていると自分の人生を生きる事ができず本当に自分の好きを選ぶ事ができません。
それってすごく勿体無いですよね。
・周りの目が気になって自分を生きられないと感じる
・みんなと一緒じゃないと不安で個性を発揮できない
・自分の好きが選べないor分からないので人に選んでもらう
・NOや言いたい事を言うことに抵抗があり我慢して爆発する
周りの目は親の目の投影
親の人生を生きてきた人は大人になっても他人の目が気になる
子どもの頃、あなたは自分の意志で意思決定できていましたか?
知らず知らずのうちに親や教師、親戚など周りの人が喜ぶ方を選んではいませんでしたか?
実は私がそうでした。
私は私立の中学校を選ぶときも習い事も自分で選んでいると思いながら、無意識に母が喜ぶ方向を選択していました。
私たちは例え肉体で親子であろうと、魂はそれぞれの個性を抱き自由意志が与えられた全く自律した別個のものです。
親の期待に応える人生とは親の人生を生きているのと同じことで、自分自身の人生を放棄しているのです。
そのような生き方をしてこられた方は、おそらく大人になってからも自分に自信がなく何か選択を迫られたとき周りの顔色を伺い、知らず知らず他人が喜ぶ方を選んではいないでしょうか。
ダブルバインドを受ける子ども
ダブルバインドとは二つの相反するメッセージによって縛られて身動きが取れない状態の事です。
お父さんは出来る子でいると褒めてくれるけどお母さんは出来ない弟を可愛がるので出来る子でいると同時に出来ない子も演じなければならない場合や、
母親が気分屋でその時によって言う事が異なるなど子どもが混乱するような家庭環境で育った場合、
大人になっても自分で選べない・自分の好きが分からないようになります。
そして人の顔色を伺い人がOKならOK、など無意識に自分の選択を他人に委ねていたります。
親が口では「自由に選んでいいよ」と言っていても実際自分の好きなことを選ぼうとすると「それはダメ」と言ったり言葉で言わなくても悲しそうなガッカリした表情をしたりすると、子どもは自分の好きを選んではいけないと無意識に思い込むようになります。
そして自分が好きな事を選ぶと親に見捨てられる、離れていくと感じてしまいます。
幼少期の再体験で感情を感じて解放する
幼少期のダブルバインドや親の目から解放されるにはどうすればよいのでしょうか。
それは再び幼少期の感情を感じ切る事です。
感情は抑圧するほど増大し、感じ切ることで解放されるのです。
最初はセラピーなどに行ってリードしてもらう事をお勧めします。
実際の私のセラピーの様子をお伝えした記事がありますのでよかったらみてみてください。
https://jibuniro03.com/580/
自分でやる場合は、静かな場所で座って幼少期に遡り再体験して癒すことをしています。
幼少期に戻って当時の母親への思いの丈を吐き出します。
「寂しかった」「もっと構ってほしかった」「私を一人の人間として尊重してほしかった」「信じてほしかった」など・・
しっかり入り込めた場合は涙が出てきます。
感じたくない、認めたくない感情が出てきてもありのままに認めます。
どんな感情でも感覚でもそれはあなた自身だからです。
現在の人間関係の問題は原因を探ると幼少期にあることが多いです。
定期的に坐禅をして幼少期を癒し、感情を感じて解放することがとても大切です。
感じても感じても親への怒りや執着はしつこいです。
ですが、否定せず排除しようとせず嫌な感情も全て認めて受け入れていきます。
身近な人と愛着を深めて癒す
幼少期、不安定だった愛着を再形成する事は可能です。
一番いい方法は、パートナーや友人などの親しい信頼できる人と安定した関係を築く事です。
愛着対象はコロコロ変わっては築く事ができず、一人の人と安定して関わる事が大切です。
人間関係は与え合い支え合う事が必要です。
現在の人間関係が上手くいっていないと感じている方は、一度自分を見つめ直す機会を得ることをお勧めします。
私は毎日一日の終わりに反省日記を書いています。
日記は簡単なもので5つの項目に分けていて、一つ目はその日に起こった出来事を客観的に書きます。(あくまで自分の主観を入れずに書きます)
二つ目はその時湧き起こった感情を単語で書きます。(例:怒り、悲しみ、寂しさ等・・)
三つ目はその時考えた思考を書き出します。
思考は「私は嫌われているに違いない」とか「なんでわかってくれないんだ」とか「あいつは自分のことしか考えてない」とかその時流れた思考を素直に書き出します。
四つ目はその時実際に取った行動を書きます。
「無視をした」「言い返した」「何もしなかった」など・・
そして最後5つ目は客観的な視点を書いていきます。
「彼が連絡をくれないのは忙しいだけだ」とか「わかってほしいのは相手も同じだ」とか・・
また同じような状況になった時に参考にできる適応的な考えを書きます。
客観的に見るのが難しければ、悩んでいるのが自分以外の人ならどう見えるだろうと考えてみます。
そうすることで自分の偏った考えや思い込みを修正することができます。
反省日記を続けていると、書かなくても坐禅をして反省できるようになります。
また、日常生活の中でも反省する癖がついてきます。
現在の人間関係の問題は、今に始まったことではありません。
心の中を見つめて原因を探っていくと幼少期の親への不満や怒りの投影であることも多いのです。
何か強い感情が動く出来事があったときはチャンスです!
夜坐禅して幼少期まで入っていくと、親にされたことやしてもらえなかったことへの怒りや憎しみ、悲しみなどが蘇り、客観的に親と自分の関係を見つめて心を正しく強く持っていけると、現在の問題も自然と解決できるようになります。
お釈迦様も悟られたきっかけは、菩提樹の下で坐禅を組んでこれまでの人生を反省されたことだそうです。
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また、親などの近しい人との関係が悪い場合や感情が強すぎる場合は、その方と一旦物理的に距離を置く方がいいかもしれません。
特に親と共依存の関係にある場合は嫌いでも離れられないような状況にあるかもしれません。
私もそうでした。
大嫌いなのに離れられない。
大嫌いなのにしがみつく。
大嫌いなのに愛されたい。
親との共依存を手放すのは相当な勇気と気力が入りますから、物理的に離れて経済的・精神的に自律してセラピーなどで感情を癒すことが必要な場合もあるかと思います。
身近な人はあなたの鏡であり、その方達との関係はあなた自身との関係に比例しているので自分が自分を粗末に扱っていると相手にも自分を粗末に扱うように無意識に仕向けてしまいます。
身近な人と良好な関係を築きたいならまず自分を見つめ直し、これまでの悪い考え方や行動パターンを見直す必要があります。
人間の人生脚本はおおむね6歳までに作られると言われています。
幼少期の自分の感覚を思い出し、どのような感情に支配されていたかを思い出してみてください。
「私は誰にも愛されない」「人は信用できない」など、ビリーフと言われる固定概念は大人になって薄くなるどころかそれを確かめるように自分から嫌われる行動を取ったりしてその思い込みを強化していくのです!
自分で意識して止めないとどんどん人生がおかしな方向へ行ってしまいます🫠
幼少期のビリーフを癒すためには、当時の感情を感じて解放する必要があります。
感情を解放する方法はセラピーを受けることが一番いいです。
私が実際に受けたセラピーについてこちらの記事に書いています。
https://jibuniro03.com/580/
愛着に不安がある方は下記の記事もよかったら参考にされてください。
https://jibuniro03.com/445/
支配者がいないと不安
幼少期にダブルバインドを受けて育った人や親の期待に応える生き方をされてきた方は大人になっても自分を支配してくれる人を探してしまいます。
誰かに依存しないと不安で生きていけないのです。
またパートナーにも無意識に支配的な人を選び後々酷い目にあったり都合のいい時だけ利用されたりしがちです。
大切な事は自分がなぜ支配者を置きたいのか?問いかけてみて
それはいつから始まった事なのかを掘り下げてみる事です。
大抵は幼少期に親の支配を受け入れて生きてきた場合がほとんどです。
そして自分が親に依存していることも執着していることも全部認めてあげることです。
セラピーなどで当時の嫌な感情を感じると自然と癒しがおこり、親にこだわらなくてもいいんだ、とあっさり思えるようになります。
そして私は自分の好きを選んで良いんだ、と・・
ぜひ、自分の人生を生きてくださいね☺️
自分の好きを思い出す
最後にお伝えしたいことは、自分が本当に好きだった事を思い出すという事です。
ずっと親に縛られて生きてきた人はもう自分の好きすら思い出せなくなっているかもしれません。
私もそうでした。
私は子どもの頃、親がやりたかったというバレエを習わされていました。
よくよく考えてみると私って本当はヒップホップダンスがやりたかったよな、と思い出しました。
そして30歳を超えてからダンスを習い始めたのですが、これが楽しくて仕方ありません!!(笑)
教室から帰り道までも振り付けを練習するほど夢中になれました。
幼少期の「好き」って大人になっても全く変わらないんだな・・と実感しました。
あなたが子どもの頃好きだったことって何ですか?
年齢や身体のこと、周りの目や周囲の声などでやりたいことを我慢していませんか?
もし子供の頃やりたかったのに実現できてないことがあれば、今からでも遅くありません。
いくつになっても挑戦することは楽しいですね😁
最後に感動した映画を一つ紹介します。
最近『CODA』という洋画をみたのですが、この映画の中で主人公の少女はコンプレックスだった声を人を惹きつける美しい歌声に変えていきました。
少女の家族(父、母、兄)は全員耳が聞こえず、大きな音楽を鳴らして迎えに来たり、漁業を営み魚臭かったため、彼女は学校で笑われ者でした。
ですが、彼女たちの家族の絆は深く自らに誇りを持っていたため、お互いをとても大切に想っていました。
主人公の少女は自分の声が変だと思い込んでいました。
ですが、気になる少年が高校で合唱部に入部したので後を追い、彼女も合唱部に入部しました。
少女は最初自分の声に自信がなくて笑われるのが怖くて自分の番になると教室から逃げ出してしまったのですが、だんだんと歌の才能があることに合唱部の先生が目をつけて、先生の推薦を受けて音大を受けることになりました。
彼女の家族は唯一耳が聞こえる娘に頼りきりで離したくなかったため、彼女が音大へ進学する事に反対しました。
少女は本当は音大へ行きたかったのですが、母の反対と家族を助けたいという責任感により、大学進学を諦め高校卒業後は家族と一緒に漁業をするつもりでした。
ですが、発表会で彼女の歌声が人々の心を動かしていると知った父親が、音大への進学を薦めてくれたのです。
人は愛着を安定させ、好きなことを見つけると自信が持てるようになるのです。
とても感動するのでハンカチを準備してぜひ見てみてください。
それでは👋🏻
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