怒る自分に罪悪感を感じるあなたへ〜怒りの奥底にある自己愛の傷つきに気づいて自分を癒す方法〜
こんにちは、ゆうきです🧑🏻🦰
みなさんは怒りを感じた時、どうやって対処してますか?
グッと堪えて我慢してますか?
それとも怒りに任せて相手に反撃してますか?
我慢しても自分の中に毒が蓄積されますし、言い返しても相手と気まずくなりますし罪悪感が蓄積されてしまいますよね。
今回は怒りの対処法について書いていきたいと思います。
・怒りっぽい性格に悩んでいる。
・平穏で良好な人間関係を構築したい
・怒りを我慢して爆発させて人間関係が続かない
・腹が立つとすぐ相手を攻撃してしまう
怒りには正当なものと二次的なものがある
人間として正当な怒りは出してもいい
生物が危険にさらされた時、fight or flight(闘争か逃走)の反応を示すと言われています。
怒りはこの闘争の反応です。
怒りという感情は気持ちの良いものではないので多くの人は出来れば感じたくないかと思います。
ですが、怒りにも正当なものがあります。
それは、人間としての権利を侵害された時で、このような場合には、跳ね除けるための反発力が必要になります。
例えば、異性に突然身体を触られたり、危害を加えられた場合などは「やめて!」と怒るのが普通だと思います。
このような純粋な怒りはしっかり「いや」と伝えなければいけません。
怒りの起因は幼少期にある
感情は層になっていて怒りの奥底には他の感情が隠れていたりします。
例えば「悲しい」や「不安」「怖い」と感じていてそれを受け止めきれないので「怒り」として表れてくる場合などです。
このような場合は本当の気持ちを隠しているので自分苦しくなります。
怒りの原因は様々ですが、例えば「大切にされてない」とか「わかってくれない」「尊重されていない」「愛されてない」などの気持ちがあったりします。
その奥には「大切にされたい」「愛されたい」といった欲求があります。
これらの想いの発端は幼少期の両親との関係性から始まっています。
本当は親に「愛されたかった」「大切にされたかった」という執着が捨てきれず、目の前の人に親を投影しているのです。
投影についてはこちらの記事で詳しく書いてあります。
【驚愕!!】相手は自分が思った通りの人間になる話。
人間は誰もが人権や心を尊重されるべきですが、その欲求が過剰になると生きづらくなります。
「自己愛の傷つき」を抱えている場合があるのでそこを見つめて掘り下げていく必要があります。
幼少期に両親から見捨てられた経験があったり大切にされなかったと感じている場合「大切にされたい」という欲求が未完了のまま大人になっているので、他人に対しても過剰に「大切にされたい」欲求を抱いてしまったりします。
見捨てられるとは、実際に育児放棄されるだけでなく、誰かから嫌なことをされているのに守ってもらえなかったりネガティブな感情を受容し共感してもらえない等心理的見捨てられ体験も含みます。
無力な子ども時代に絶対的な存在である親から守ってもらえない、受け入れてもらえないのは恐怖でしかありません。
それは「死」に直結するからです!
そして「恐怖」からくる「怒り」という武器を使って自分を守るようになります。
また、幼少期に親からひどい扱いを受けたりいじめの経験があったりすると、人が敵に見えてしまい、他人の言動が実際にはそうでなくても悪意に感じてしまうことがあります。
その場合も根本的な傷ついた自己を癒していくことが必要です。
症例数No.1 TCB 東京中央美容外科自己愛を癒すためにはセラピーとインナーチャイルドワーク
では、傷ついた自己愛を癒すためにはどうすればいいのでしょうか?
トラウマや感情がひどい場合は心理をよく理解したカウンセラーのセラピーを受けることです。
私が実際に受けたセラピーの様子はこちらの記事に書いてあります。
人間関係で悩むあなたへ〜セラピーで幼少期の感情を感じ解放することで癒しが深まる〜
セラピーやヒーリングは金額が結構するものが多いので最初は比較的安価な電話カウンセリングでもいいと思います。
セラピーで幼少期の感情を再体験したら自分でも幼少期の再体験と癒しができるようになってきます。
感情は抑圧するほど増幅し、感じきることで解放されます。
幼少期の感じたくない、思い出したくない感情も感じきることで未完了の思いが完了し、現実問題が自然と解決していきます。
最終的に自分を癒せるのは自分しかいません。
セラピーで感情を解放した後に、インナーチャイルドワークをやるとさらに効果的です。
そして怒りが湧いた時に大切なことは自分が感じている怒りの感情を排除しようとせずに認めて受け入れることです。
ベトナム生まれの禅僧ティク・ナット・ハン氏は著書『怒り 心の炎を静める知恵』の中で怒りを鎮める方法を説いてくれています。
傷ついた自己愛を癒すためには、自分の中にあるインナーチャイルドの声に耳を傾けて、「あなたがいるのを分かっています。私は貴方を癒すためなら何でもします。」と宣言しインナーチャイルドに向けた手紙を2、3枚書くといいそうです。
インナーチャイルドについてはこちらの記事に書いています。
本来の人生を生きていないあなたへ〜インナーチャイルドと対話しインナーペアレントを育もう〜
そして怒りがどのように生じたのかその本質を深く観ることも必要です。
ハン氏は、怒りをじゃがいもに例えています。
じゃがいもは生のままでは食べることができません。
まず鍋にじゃがいもを入れてフタをし、火にかけます。
例え強火でも5分で火を止めてしまっては中に火は通っていません。
中までで火を通すためには15分〜20分間は火を燃やし続けなければなりません。
その後でフタをとれば、茹で上がったじゃがいもの素晴らしい香りが立ち込めます。
怒りも同じで、はじめ(生の状態)はとても楽しめるものではありませんが、対処の仕方、つまり料理の仕方を知っていれば、怒りの負のエネルギーは、理解と思いやりの正のエネルギーに変わります。
15分で怒りというゴミを、思いやりの花に変えることができる人もたくさんいるそうです。
秘訣はマインドフルな呼吸とマインドフルな歩行を続け、マインドフルネスのエネルギーを生み出して怒りを受け入れることです。
マインドフルとは、妄想から抜け出して現実に戻ってくることではないでしょうか。
またハン氏はこうも言っています。
怒りを大いなる優しさで包み込んでください。怒りはあなたの敵ではなく、あなたの赤ん坊です。怒りをポジティブなエネルギーに変容できることを知っていれば、怒りを受け入れることができるのです。
[rakuten id=”book:20466431″ kw=”怒り 心の炎を静める知恵 ティク・ナット・ハン”]
自分も相手も大切にする関わり方を実践する
怒りを感じた時は、まずそれが正当で適切な怒りなのか、自己愛の傷つきによるものなのかを見極めて、適切な怒りであれば、「いや」「やめて」と表現します。
「NO」を伝える時に怒りに乗せないと伝えられない人がいますが、そこまで我慢するのではなく、少しでも嫌と思った段階でフラットな状態で「嫌です」と伝えるのがベストです。
私も寸前まで我慢して我慢して怒りながら「NO!」を表現して人間関係を拗らせてきましたが、友人がサラッと「嫌です」「やめてください」などと言っているのを見て「あ、”嫌”って言って良いんだ」って初めて知りました。(笑)
「NO」を伝えることって普通のことなんだな、と。
これが苦手な方は「NO」を表現する事=相手を攻撃する事だと認識していたりするそうです。
常に相手にいい顔してなきゃいけないっていうドライバーがあるんでしょうね^^;
その原因も親との関係にあったりします。
例えば「母をガッカリさせたくない、母を笑顔にしなきゃ」と自分を殺してきた場合。
お母さんが悲しい顔をしないようにずっと頑張ってきた子どもは「NO」を表現すると受け入れてもらえない、見捨てられると思い込んでいます。
ですのでその辺を掘り下げる必要が出てきます。
相手に「NO」を伝える方法としては自分を主語にした「Iメッセージ」で伝えるのが良いそうです。
「(あなたは)どうしてそんな事をするんですか」よりも「(私は)そういうことをされると傷つきます」と表現した方が相手も受け入れやすいですよね😉
相手を責めるのではなく、自分が悲しい、不安なのでやめてほしいと伝えた方がコミュニケーションはスムーズです。
ティク・ナット・ハン氏は怒りが湧いた時、相手に伝えることを3ステップで教えてくれています。
ステップ1は「私は怒っています。苦しんでいます。」
ステップ2は「私は最善を尽くします」
ステップ3は「助けてください。」です。
お互い苦しめ合うのではなく、協力して怒りの感情に最善を尽くしていきます。
いつも一貫して「自分も相手も尊重し大切にする態度」を意識して実践してみましょう。
一貫した態度は相手に安心感を与えますし、自分の気分の浮き沈みも軽減できます。
感情は生ものなので、怒りを感じるたびにマインドフルに受け入れて怒りの本質を掘り下げるという地道な作業が必要です。
怒りの感情もあなたの一部なので排除しようとするのではなく、赤子だと思って優しくあやしてあげましょう。
感情を否定することは、自分自身を否定することと同じです。
日々の実践の積み重ねが大きな花を咲かせます🌸
下記の記事も併せて参考にしてみてください。
怒りに飲み込まれてしまうあなたへ〜トラウマを癒すことで強くて優しいあなたになれる〜
それでは👋🏻
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