今すぐやめて!マウントを取られやすい人の特徴
こんにちは、じょうぶな心を育てるカウンセラー🌱の田口ゆうきです。
「上司に自慢話ばかり聞かされて困ってる」
「友だちによくマウント取られて疲れる…」
なんか私マウント取られやすい?と思った方はぜひ最後まで見てください。
実はマウントを取られやすい人はある決まったパターンの反応をしてしまっているんです。
それは相手を気持ち良くさせている!です
具体的には、
オーバーリアクションをしている
相手が喜ぶように「すご〜い」などと言って褒めている
「私なんて全然…」と自分を卑下して相手を持ち上げている
反応の起点、動機が「相手を満足させること」になっているんです。
自分の気持ちはさておいて相手の気持ちを優先させちゃってるんです。
これが繰り返されるともはや自分の気持ちがなんなのかわからなくなってきます。。。
これらの反応をするとマウントを取る相手は気持ち良くなって自慢話が加速します。
あの人なら私の自慢話を聞いてくれる。
承認欲求を満たしてストレス発散できる。
と、まるで玄関マットのような扱いを受けることになります。(踏まないで💦)
私も以前はよくこのような反応をしていました。
こちらの記事でも書きましたが、小学生の頃親友から絶好宣言を受けた私はそれまで強気だった性格が一変し、人の顔色ばかりを伺うようになりました。
そして「人に好かれる方法」の研究に勤しみ、とにかく人を喜ばせて不機嫌にさせないこと、
みんなから好かれることに全エネルギーを投入していました(^^;;
その結果人気者になることができたのですが、ストレスが原因で社会不安障害になり引きこもりになってしまい…
おっと、この話をしだすと止まらなくなって今回のテーマから逸れそうなので本題に戻しますね^^;
人を喜ばせることに精力を費やしていたので、自慢話をされても相手が喜ぶようにオーバーリアクションで「すご〜い」と褒めて褒めて褒めまくってました。
それで相手が満足そうにすると私も満足してました。
「あ、私嫌われなかった」と安心してたんですね。
ですが、そうすると次の日も次の日もその人は私に自慢話を聞いて欲しくてやってきますよね。
それで日が経つごとにしんどくなり相手と距離を置くようになり人間関係が長く続かない…ということを繰り返してました。
程よい距離感というものがわからなかったのです。
自分の対応によって相手ががっかりしてもその気持ちは自分が引き受ける必要ないのです。
私の気持ちは私のもの
あなたの気持ちはあなたのもの
私は私の気持ちを大切にする
そう思うと、上手にNOを伝えたり自慢話を聞いても相手を喜ばせようとせず冷静に反応できるようになりました。
コミュニケーションのスキルにペーシングというものがあります。
これは、相手に合わせる聞き方をするというもので、
具体的には話している相手と同じスピード、声のトーン、仕草で受け答えするものです。
ペーシングをすることで、相手に
「この人は私の話を聞いてくれている」
「この人は私の話に共感してくれている」
と感じてもらうことができ、その結果相手は安心感を持って話すことができ、話が弾みます。
ですが、このペーシングを苦手な相手や嫌な話題の時にやってしまうと、、、
どうなるかご想像つきますよね^^;
なので、苦手な相手には、ペーシングの逆「ディス・ペーシング」をやるといいんです。
ディス・ペーシングとは、具体的に
相手が嬉しそうに話している時にこっちは冷静な表情で聞くとか、
相手が身を乗り出している時に、こっちは腕組みをして身を引きながら聞くとか、
相手と目線や目の高さを合わせずにきくなどがあります。
あるいは、「そうですね」「わかります」と相手に同調するのではなく
「そうですかね〜」「そういう考えもあるんですね」といった受け答えをするのも効果的です。
露骨にディス・ペーシングをやると相手と衝突してしまったりするので、
緩やか〜にディス・ペーシングをすると、相手はディス・ペーシングされていると気づかないのですが、
「この人と話しててもなんかつまんないな、手応えがないな」と思ってもらえます(笑)
ぜひ距離を取りたい相手、聞きたくない内容の時はこのディス・ペーシングを使ってみて下さい。
一見上手く行ってる関係でも
どっちかが我慢している
どっちかがお世話している
という対等でない関係は親子関係でない限り長くは続きません。(擬似母子関係と言います)
大人の私たちはお互いに自分を大切にしていてその上で相手を大切にし合える対等な関係だから上手くいくんです。
マウントを取られやすくて疲れてる…という方は「オーバーリアクション」「すご〜いと褒める」「自分を下げて相手を持ち上げる」ことをやめて場合によってはディス・ペーシングというスキルも使ってみて下さいね。
今日はこの辺で、ではまた!